top of page
ピアノの効用
ト音記号_アイコン

ピアノの効用

ピアノは脳を活性化し、

様々な効果が期待できる最高の習い事。

保育士・幼稚園・小学校の先生を目指す方にも大変有利です。

IQを10ポイント以上、上げる

◇IQを10ポイント以上、上げられる?!

フジテレビ『ホンマでっか!?TV』に出演の脳科学者・澤口俊之先生は、「習い事として1番いいのは、ピアノです。指を動かす、先を読む、暗記する。全て脳の働きを高める。ピアノを習っている子は頭がいい。さらに、ピアノを習うとキレにくくなる。」と話しています。

東大合格者数1位といわれる開成中学・高等学校は、新入生の約40%がピアノ経験者で、中学校ではピアノが必修となっています。

また、『アインシュタイン・ファクター』という本では、「絶対音感や初見で読む訓練によって、IQ(知能指数)を永続的に10ポイント以上、上げられる。」とも書かれています。

さらに、ピアノは「HQ(人間性知能)」を向上させるといわれています。

HQとは、IQに代わる新たな指標で、「未来志向的行動力」と「社会関係力」の二つの能力が含まれています。将来・夢への展望や計画、思考力、主体性、独創性、幸福感、達成感、集中力、探究心、感情の制御、理性、社会性、問題解決能力、運動能力、言語能力など、人間らしさを担う大変重要な知能です。スポーツ界でも、トップアスリートの多くがピアノ教室や音楽教室に通っていたといわれています。ピアノは、知的機能が高められ学力が向上するとともに、豊かな人間性を育むことでしょう。

ちなみに、最新の研究で北米神経科学学会が発行の『JNeurosci』2021年1月掲載の論文によると、アメリカのスタンフォード大学医学部の研究チームは、音楽をしている人の脳は、そうでない人に比べて「脳領域の接続レベルがはるかに高い」ことが判明。この結果は、音楽の経験が人生の初期において脳の形成に与える影響の大きいことを証明すると述べており、「長期的な音楽トレーニングは、大規模な脳ネットワークの形成に強く関係し、知能や心理、感情面での発達を促す」と結論づけています。

ナゾロジーより引用:音楽をしている人は「脳の接続レベル」が非常に高いと判明! 絶対音感は関係ナシhttps://nazology.net/archives/80455

ナゾロジーHP:https://nazology.net/

難関大学に合格しやすい

◇『難関大学』に合格しやすい?!

2015年12月、カシオ計算機株式会社は「難関大学」といわれる、東京大学・京都大学・早稲田大学・慶應義塾大学の在校生・卒業生、20~30代男女1,188人を対象に『子どもの時の習事』に関する調査を行いました。その結果、難関大生の43%が「ピアノを習った経験がある」ことがわかりました。さらに、その中のピアノ経験者300人に『子どもの頃のピアノレッスン』についても調査。

 

●大人になってから、良かったと思った経験がある⇒70%
ピアノを習うことで身につけられたと思う能力は?
◇「音感」が良くなった<67%>
音感が良いと言われる。カラオケなど音程に狂いがない。左右の手や足を使うので、脳のトレーニングになったと思う。耳が良くなったようで、英語の聞き取りの上達スピードが速い。
◇「表現力」<36%>
◇「心の豊かさ」<28%>

 

●ピアノは、脳の機能を向上させる上で役立つと思う⇒73%
●「情操教育」に影響があったと思う⇒64%

どのような部分が、子どもに影響を与えると思うか?
◇音に興味を持つこと、コツコツ練習すること
◇広い視野をもちながら両手で作業することが、思考力を良くしてくれそう

「練習を積むこと」や「指を動かすこと」に対する意見が寄せられ、「学習」への影響力を感じているピアノ経験者たちの多さが注目できます。

 

●ピアノを習い始めた年齢⇒平均5.1歳
上位5位は、3歳<22%>、5歳<21%>、6歳<20%>、4歳・7歳<10%>。
幼稚園入園前や小学校入学前に、ピアノを習い始める方が多いようです。また習うきっかけとして、母親<71%>、自分(自主的に習いはじめた)<24%>、姉妹<12%>

 

●家庭での練習頻度⇒92%が週に1回以上
毎日練習していた<20%>
子どもの時に、ピアノをしっかりと取り組んだ経験があることがわかります。

 

●子どものうちにピアノを習うことは、おすすめできると思う⇒83%

「情操教育」として期待されている感情面や、思考に関わる効果を実感しているようです。


教育学者・陰山英男氏によると、東大生だけでも『子どもの習い事』でピアノが多いようです。
子どもの学力を高めるには、「優れた学習を徹底的に反復することが重要」と考えられています。一定の決まりに従って、指を早く正しく動かすピアノの反復練習は、高度に脳をフル回転させ、その働きを高めているようです。そして、一般的な学習にも良い影響を与えると考えられています。

一方、ピアノの練習には、高い集中が求められます。子どもの集中が最も高くあらわれるのは、リラックスした環境と、面白い・楽しいなどの感情が生まれている時。心地よい環境で、面白さを感じながら楽しく練習させることで、ピアノレッスンが効率的に出来ることにつながってくるといわれています。
(ValuePress!/株式会社バリュープレス記事より)

絶対音感・相対音感が身につく

◇『絶対音感』『相対音感』が身につく?!

1995年2月掲載のアメリカの科学誌『サイエンス』に、ドイツ・デュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学神経科医グループが、30人のプロの音楽家の脳をPET(陽電子放射断層撮影装置)で撮影した結果、「絶対音感を持つ、11人の音楽家の左半球の大脳皮質聴覚野が右半球の同じ場所に比べて、平均40%も大きかった」と報告。この報告は、同年2月10日付の朝日新聞夕刊や自然科学系の一般雑誌にも掲載されています。
絶対音感』とは、音を単独に聴いた時に、その音の高さを記憶に基づいて絶対的に認識する能力です。たとえば、 「ド」の音を聴いた時に「ド」とわかります。この能力が身に付きやすいのは、幼児期といわれています。
一方、『相対音感』とは、基準となる音との相対的な音程によって、その音がどのくらい高いか低いかを識別する能力です。たとえば、「ドレミ」と音を聴いた時、音が1度ずつ音が高くなっていることがわかります。これによって、聴いたメロディを正確に記憶し、(ドレミ)で歌ったり、楽器で演奏したり、譜面に書くことができるようになります。
これら音感がある方は、楽器を演奏する場合、暗譜(楽譜を見ないで演奏)が容易になり、正しく鍵盤を弾くことができるため、テクニックの面でも有効的で、楽曲構成の理解も深めることができます。

音楽を美しいと感じるには『相対音感』が必要で、ほとんどの人が本質的に持っている能力です。この能力は、大人になっても身に付けられるといわれています。
楽譜がなくても「耳コピー」ができれば、音楽の幅が広がります。一度身に付いた『絶対音感』『相対音感』は、一生の宝物になるでしょう。

言語能力が上がる

◇『言語能力』が上がる?!

2018年、アメリカ・マサチューセッツ工科大学と中国・北京大学は「幼少期のピアノの習得と子どもの学習能力」に関して、共同で研究が行われました。対象は4歳と5歳の75人。3つのグループに分けられ、6カ月間実験。

Aグループ: 週3回、45分ピアノのレッスンを受ける
Bグループ: 読書トレーニングを受ける
Cグループ: どちらのレッスンも受けない

言語における識別能力については、母音はAとBのグループが優れており、子音はAグループが正しく言語を認識し、発音できたという結果でした。つまり、ピアノのレッスンを受けていた子どもは、優れた脳の反応を示したといわれています。
マサチューセッツ工科大学の認知神経科学者ジョン・ガブリエリ博士は「ピアノを早期から触れることで、音楽だけでなく言語に対する音の処理が強化される証拠がある。子どもたちは、ピアノの練習で、様々な音程と音色を区別し、言語獲得で重要な言葉の微妙な違いを解析することが上手くなると思われる。」と説明されています。

また、そのほかの大学や医療研究機関でも、同様の報告がされています。
ボストンカレッジのエレン・ウィナー心理学教授と、ベスイスラエルディーコネスメディカルセンターおよびハーバード大学医学大学院のゴットフリード・シュラーグ神経学教授が行った別の研究でも「毎週の音楽レッスンと練習を15ヵ月間継続した子どもの音識別能力と微細運動能力が向上した。」といわれました。
イェール大学医学部児童精神医学臨床教授のカイル・プルエット博士は「言語の発達とともに、音楽の処理を担う脳部位が強化される傾向がある。音楽の経験を通じて、優れた言語能力を発揮できる可能性が高まる。」と報告。

このように、ピアノの練習は外国語の習得に大変良い影響を及ぼすといわれています。この結果を受けて、研究が行われた北京の学校は、実験終了後もピアノのレッスンを続けたようです。

自己肯定感を高める

◇「自己肯定感」を高める?!

ルウェー人文科科学学術会議では、「音楽を通して、自己肯定感をより高めることができる」と研究結果を発表しました。『自己肯定感』とは、「自分は大切な存在である。」、「自分はかけがえのない存在。」と思える心の状態をいいます。

ピアノは、日々の練習で目標に向かって努力することを学び、集中力と忍耐力を身につけ、弾けなかった曲が弾けるようになる喜びは、充実感と満足感を得ることでしょう。人前で演奏するようになると、緊張を克服する強い精神力が養われ、その達成感は自信にもつながります。この繰り返しによって「自己肯定感」を高めることでしょう。

健康になる

◇健康になる?!

オランダのライデン大学病院は、18歳~30歳の音楽家25人と、音楽家ではない人々28人を集め調査した結果、「音楽家は比較的に血圧が低く、体性感覚神経が優れ、自律神経も安定している。」と、学術誌『Netherland Heart Journal』に発表しました。

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器など、様々な機能を調整する神経です。人が活動時に働く交感神経と、安静時に働く副交感神経があります。

音楽は、これらのバランスを整えるといわれ、病院や様々な施設でも音楽療法が取り入られています。ピアノは、心と体の健康を促進する役割を果たすことでしょう。

感情豊かになる

◇感情豊かになる?!

『情操教育』とは、感情や情緒を育み、創造的で個性的な心の働きを豊かにするための教育、および道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育を総称していいます。ピアノも情操教育のひとつです。

楽譜を読む・演奏することは、先の展開を予測し、楽曲の構成や曲想を理解し、指を目標の位置に準備・タッチするなどの動作があります。さらに、作曲家の意図を汲んで、気持ちや情景をイメージする想像力と、それを表現する創造力を高めます。

特に小さなお子様は、見て・聴いて・指で触れて、歌ったり、リズムをとったりと、体で感じ表現することは、豊かな感受性を育てます。

また、気持ちが苛立ったり沈んだ時など、ピアノに触れることで、情緒を穏やかに導くことができるといわれています。

生涯学習に良い

◇生涯学習に良い?!

イギリスのロンドン大学の研究結果では、「高齢者は、演奏前に比べて演奏後は、生活が前向きになり、自立や管理意識、達成感が高まる。」と、学術誌『Netherland Heart Journal』で発表しています。

また、ピアニストといった音楽家や画家、彫刻家など、モノ創りに携わる人たちは、比較的に痴呆になる方が少ないといわれています。

ピアノ演奏は、左と右の指で違う動きをします。さらに、足も使います。左右の指の動きは、左脳と右脳に複雑な刺激を与え、大脳がバランスよく活性化されるからといわれています。

左脳は、記憶力や語学力など論理的思想を、右脳は創造力と空想力など、五感を通じた感覚・感性を司るといわれています。

特に、シニアの方がピアノのレッスンを受けると、ヒト成長ホルモンのレベルが上昇し、アンチエイジング効果が期待できます。

ピアノにチャレンジすることは、脳の活性化はもちろん、ストレス解消、痴呆予防や老化防止など、健やかな心身と潤いのある豊かな生活が実現できるでしょう。

保育士・幼稚園・小学校の教諭資格に有利

◇保育士・幼稚園教諭資格取得に有利?!

保育士、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格(免許)取得を目指す方の中で、ピアノ未経験者は「学校でのピアノの授業や実技試験では、とても苦労した」という話をよく耳にします。

現在、大学や短大、専門学校の教育・保育・子ども学科では、ピアノを必修としています。学校の実技試験では、弾き歌いや伴奏、バイエル後半レベルの演奏などがあります。

保育士国家試験は難関といわれています。

現在、保育士試験では、第一次試験の筆記「保育実習理論」で音楽理論の“楽典”が含まれ、第二次の実技試験(選択)では、課題曲の2曲をピアノを弾きながら歌います。

また、小学校教諭認定試験でもピアノの実技試験があります。

さらに、一部大学や短大・幼児教育科の総合型選抜(AO入試)の面接で、ピアノを弾けることをアピールした場合、好印象になります。このように、ピアノ経験者は大変有利といえます。

保育園や幼稚園などの教育現場では、子どもたちの歌に合わせてピアノを弾いたり、歌やリズム、ダンスを指導したり、また行事で弾いたりと、子どもの教育に必要なレベルの演奏技術が求められています。特にピアノが弾ける先生は、子どもたちの人気者になることでしょう。

保育士試験合格率

[過去の保育士試験の合格率]

保育士合格率_表

​こども家庭庁「保育士試験の実施状況」

厚生労働省「保育士試験実施状況」

  • 令和3年度保育士試験合格率は、第一回・第二回の神奈川県地域限定および大阪府地域限定の合格者数を含めている。全科目免除者数は除く。

※令和2年度保育士試験合格率について

  • 1回目試験については、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、全都道府県で筆記試験が中止となったため、実技試験のみの実施状況。

  • 令和2年後期保育士試験に限り「音楽に関する技術」分野の試験の実施を取り止めている。

  • 神奈川県地域限定保育士試験(令和2年8月)と、大阪府地域限定保育士試験(令和2年10月)の結果を含めている。

  • 全科目免除者を除く。

bottom of page